70日目 8月20日 リマ2日目 負の側面

ペルーの首都リマ。

南米有数の大都市で世界遺産に登録されている旧市街、開発が目覚ましい新市街のミラフローレス、その周辺の高級住宅地などそこだけ見れば綺麗な都市ですが他の南米の大都市と同じく周辺にはスラム街があります。

 

宿から新市街に電車で向かう数駅間の車窓から見る街並みはこれまで南米旅行では見たことがないような特殊な雰囲気でした。

 

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日本でも格差社会という言葉を耳にします。

しかし日本には一定のセーフティネットがあり健康で若ければ一定の収入の職に就くことは困難では無いと思いますが、ペルー他の発展途上国では日本の生活保護にあたる制度は機能しておらず、格差は日本のそれとは次元が違いまた階層は日本以上に固定されその壁を破るのは容易では無いと思います。

 

旅行をしていて物乞いを見かける機会が多くあります。

一人ひとりへの対応はきりがないので情けないですがほとんお見て見ぬふりをしています。

子供が路上やバスターミナル、食事中のマクドナルドの中で物売りをしてたり交差点で窓ガラス拭きをしたり。

 

旅行者の僕に出来ることはこの国でお金を使うことしかできないのですが、バジェットトラベラーの僕にはたくさんのお金を使うことができません。

時間はかかるだろうけど良い国になってくれればと思います。 

 

 

 

宿のことなど。サンパウロ、サンタクルス、コチャバンバ、スクレ、ポトシ。

今回の旅行で泊まった宿のことなど

 

サンパウロ ブラジル

Hostelaria SP

1泊 55へアイス 8人ドミ

ブッキングドットコムで評価の高かった宿、その通りで大変綺麗でスタッフの対応も抜群でした。

ベッドサイドに電源有り、ライト有、鍵付きロッカー有。

シャワーは電気式なので水圧が今一ですが不満はありません、トイレとも綺麗でした。

宿の周りには一通り何でもあり困ることは無いと思います。

東洋人街から徒歩10分弱、最寄りの地下鉄から5分強とアクセスも良し、ただし夜はタクシーでの移動が良いと思います。

キッチンはあるもガスレンジは使えず電子レンジや電気ポットのみ使用可なので自炊派には厳しいかも。

 

サンタクルス ボリビア

Bed &Bed Backpackers

1泊 61ボリ 4人ドミ

中心地から徒歩数分、ワンブロック先にバスターミナル行のバスが通ってます。

レセプションは男女とも英語が話せフレンドリー。

シャワーは湯温水圧問題なし、我慢できる範囲で掃除はされてました。

ドミの部屋が共有スペースの横だったため夜遅くまで話し声が聞こえましたが、耳栓をして寝るので気にはなりませんでした。

ベッドサイドに電源が一切なかったのがマイナス点ですがまた泊まると思います。

 

コチャバンバ ボリビア

Hostel Running Chaski

1泊 80ボリ 8人ドミ

旅行者のブログを見て良さそうだったので選びました。

コチャバンバには結局泊まらなかったので宿泊はしませんでしたが仮眠とシャワーで利用しました。

バスターミナルから徒歩15分ほど、荷物が多いとタクシーを利用した方が良いかも。

ドミの部屋は広かった、今回の旅行で利用したドミの中でも2番目に広かったです。シャワートイレも文句無。キッチンも使い勝手が良さそうでした。

僕は8時過ぎに宿に着き荷物を預かってもらいました。また同部屋のアルゼンチン人の旅行者は午前3時30分に宿に入れてもらえたととても喜んでました。

レセプションは英語大丈夫でとてもフレンドリーでした。共有スペースも中庭、テレビ部屋、キッチンと雰囲気が良く掃除も行き届いていました。

ベッドサイドに電源有り、またロッカー内にも電源有、外出中も充電できるのはありがたいと思います。

機会があればまた利用したいと思います。

 

○スクレ ボリビア

Villa Oropeza Guest House

1泊 51ボリ 4人ドミ

早朝4時にバスが到着し悪いと思いながら宿に行くとベッドまで案内してくれました。

アルマス広場まで2~3ブロック。

レセプションは英語Okで愛想の良い女性が印象的です。

シャワートイレは問題なし、キッチンは利用しませんでしたが不便は無さそうな感じでした。

テラスからの眺めは、あぁアンデスに来たんだなぁと感じることができると思います。

電源が部屋に2つしかなく少し不便でしたが延長コードを使用したので大丈夫でした。

良い宿だと思います。

 

ポトシ ボリビア

Hostel Casa Blanca Potosi

1泊66ボリ 12人ドミ

中心地からワンブロックと便利な場所です。

ベッドのクッションの真ん中が凹んでおりかなりへったっていて寝心地は良くありませんでした。ベッドを変えてもらおうと同じ部屋のベッドも見たのですが同じような感じでしたのであきらめました。

シャワートイレは大丈夫、部屋も暖かったです。

共有スペースの雰囲気は良かったのですが、そこで宿のスタッフが日中ずっとギター?の練習をしていたのは鬱陶しかったです。ベッドサイドに電源無。

次の機会があればは他の宿にすると思います。

69日目 8月19日 4年ぶりのリマ

ほぼ定刻通りの11時にリマ到着。

タクシーでリマの宿、お宿桜子に向かいチェックイン。

 

旅行者の方から良い宿と伺いこちらにしました。

 

チェックイン後に旧市街へ。

残念ながら曇り空ですが、リマの旧市街はさすが世界遺産に登録されているだけありとてもきれいで見応えがあります。

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周辺の様子も4年前と変わらず。

 

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初めて南米に来たのが4年前の8月、確か8月10日過ぎだったと思います。

あの時は何となくマチュピチュでも見ようと思いペルーに来ましたが翌年、今年3度目のペルー、南米に来ることに。

 

以前に日系ののブラジル人、ペルー人と仕事でかかわっていた時はペルー人は少なく、いつかブラジルに行きたいなぁとぼんやり思っていました。

今回の旅行でブラジルに初めて行くもなんだか長居する気がせず、もう行くことはないのかなぁと思う反面、ペルーは3回目の今回もやはり居心地良くまた機会があれば来ても良いかなと感じています。

 

夕方に宿に戻ると同宿の方から「シェア飯」一緒にどうですかとのお誘い。

喜んでお受けし美味しいカレーを楽しくいただきました。

 

68日目 8月18日 アレキパ セントロから少し離れた街角でのんびり

18時30分の夜行バスでアレキパからリマ。

パッキングを済ませセントロ方面のコレクティーボにのり途中のコロラド?という地域で下車。

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アレキパはとても大きな街なのでセントロでのんびりする場所はなかなかないのですが、周辺地域の中心地の公園はこじんまりしていてのんびりできます。

たいがいその公園の周りには商店、定食屋、アイスクリーム屋さんなどがあり公園のベンチに腰掛けぼーっとした時間を過ごすのが好きです。

 

1時間ほどぼーっとした後セントロへ、今回の旅行では博物館はほとんど行ってないのですがアレキパにはインカ時代に生贄とされた少女のミイラ、ファニータを展示しているアンデス聖地博物館がセントロにあります。

 

4年前にも訪れたのですが今一度会いたいと思い再訪しました。20ソル+ガイドへのチップ。

 

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ここではガイドについて博物館をまわり説明を聞きながらなのでそれは良いのですが、じっくり見たい展示でもできないので一長一短有です。奈良国立博物館にあるような端末を聞きながら観覧できるようになれば良いのですが。

 

はじめにナショナルジオグラフィック風のドキュメンタリーのショートフィルムを見てガイドについてまわります。

インカの土器、彫刻、金属細工は自分はあまり興味はひかれないですが、布は今インディアナの方達が使っているものと同じ流れの柄があったりで興味深かったです。

 

もちろんファニータの展示の存在感は素晴らしくこれだけを見るためにもここに来る価値は十分にあります。

 

その後アレキパのセントロをうろうろした後サンドラの家に戻ると、サンドラが夕食を食べていくかと言ってくれる。

ありがたく

 

いただきサンドラに夕食代相当のチップを渡し17時30分に発ちました。

 

ターミナルが二つに分かれていてすこし迷いましたが、18時30分発のバスでリマに向かいました。

 

 

 

67日目 8月17日 アレキパ

旅の初めにアレキパに10日ほど滞在したのですがチバイやコルカキャニオンに行かなかったので行きたいのですが先を急ぎたい気持ちが強く明日にリマに向かうことにしました。

 

同宿の方がチケットを買いに行くというので一緒についていき18日夕方の便のチケットセミカマを59ソルで買いました。

 

その後セントロに行きキャッシング、ぶらぶら、昼食などで15時過ぎに宿に戻りリマ以降の行き先の情報を調べたりしていました。

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低いところ来ると元気になるかと思いましたがそうはなりませんでした。

3か月の旅行で2か月経過。

少し旅行に飽きてきている、疲れてきてるのかもと思ったりしています。

 

次の旅行はいつ行けるのか?

長期旅行に出ようという気になるのか?

体力的に出来るのか?

 

 

 

 

66日目 8月16日 ラパス → コバカナーナ → プーノ → アレキパへバス移動

8時発のバスでアレキパを目指します。

コバカナーナ、プーノでバスを乗り換えアレキパ到着は22時30分予定。

今回の南米旅行でバス移動は慣れましたが、昼の便は景色をながめること以外することが無いので退屈です。

でこのルートは恐らく4回目、景色も正直見飽きています。

 

陸路の国境越えも最初はドキドキしたりしましたが今回の旅行で何度目、おそれく10回目くらいでしょうか。

 

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旅行の最初の方は何事も新鮮で楽しかったのですが、こればかりは仕方ないと思います。

日本でカウチサーフィンのゲストを泊めた時も、長期旅行者から漂う「旅慣れで新鮮な反応が無い」感じを体験しているので、恐らく今の私も同様だと思います。

1年やそれ以上旅行を続けている方は物事を新鮮に受け止めることができる感受性、工夫があるのだろうと思います。

 

スマホの動画を見たり、音楽聞いたり、寝たりしてなんとか時間をつぶし予定より40分遅れでアレキパに到着。

タクシーでアレキパの宿、サンドラの家にチェックイン。

遅い時間にもかかわらず夕食を用意していただきサンドラに感謝です。

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先客が4名、テレビの影響があったのでしょうか?

 

先客の方と少し話をしてベッドに入りました。

 

65日目 8月15日 ラパス、ボリビアの人気がいまいちなのはラパスが原因か?

6時前にラパスに到着、予約していたホステルに行くと早朝にも関わらずすぐに出てきて来てくれチェックイン、ベッドで一休み。

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今回の南米旅行で会った方達のボリビアに対する評価は一般に低いです。私も以前は同様でした。その理由として、

 

・ご飯が美味しくない ← ペルーから入ると余計にそう感じるようです。

・高地で息苦しい ← これはラパスだけでなくペルーのクスコやプーノもそうなんだけど、ラパスは排気ガスが酷くその影響も大だと思います。

・治安が悪い ← 僕は夜で歩かなかったので実感は無いですが、南米各国の首都は一般に治安は良くない。

・道路が悪い、バスがぼろい ← 以前はラパス⇔ウユニ間の道は悪かったが今回特に悪く感じなかったので改善されたのかも?バスは恐らくペルーやチリの中古を使用しているので比較してぼろく感じるのはしかたない、でも値段も安いです。

 

 

日本人がボリビアに旅行する目的のほとんどはウユニ塩湖に行くことで、ここラパスがを経由して行くことになると思います。

 

ただ今回ボリビアの他の主要都市、サンタクルスコチャバンバ、スクレ、ポトシと回って感じたのは、ご飯が美味しい、親切な人たち、綺麗な街並み、コストに見合った良質なバス、という感じで良い印象を持ちました。

 

ラパスの排気ガスや治安状況を改善するのは容易では無いので、ボリビアを訪れる日本人がほぼ100%訪れるウユニの街を良くすればボリビアに対する印象も良くなるのではないでしょうか?

・道路に散乱してるゴミ掃除、ポイ捨て禁止の徹底。

・メインストリートの車道、歩道の整備。

・外国人が利用しやすいカフェや屋台の整備。

・ウユニ塩湖以外のなんらかのツーリストアトラクションの開発。列車の墓場は悪くないと思いますがゴミが散らかってるのは興ざめです。

 

4年ぶりにボリビアを訪れて感じたのは、道路が良くなった、下水整備の工事、郊外の家が日干し煉瓦ではなく赤れんがの家が増えた、というふうにインフラ整備に力をいれているんだといったことでした。

 

ラパスとウユニ以外でスクレなんかをツアーに組み込めたらボリビアに対する印象も変わるのでと思います。

 

てなことを思いながらラパスでは街をぶらぶらする以外何もせずゆっくり過ごしました。